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ミックスCDの作りかた(2) 「録音ツールについて」

by コダ on 2012.05.15.

「ミックスCDの作りかた」、第2回目は「録音ツールについて」です。
前回の記事はこちらです。( もくじはこちら )

今回の内容について

やたらとテキスト量が多いですが、すごく重要なことが書いてあるわけではないので、全部読む必要はありません。(というかそもそも、重要なことなんて何も書いてないですけど)

「まだ機材を持っていない」という方は、最初の「機材について」のみ読めば大丈夫だと思います。興味があれば、その下の「各ツールの説明」もご参考程度にどうぞ。

以下の内容について書いています

機材について

何を選択するべきか?

僕は機材にはぜんぜん詳しくないので偉そうなことは言えませんが、これからいろいろ揃えようとしている未経験者の方にひとつ断言したいのは、こういったツールは「一般的に実績のあるものを揃えたほうが確実」ということです。

特に機材!これは決して小さな買い物ではありません。でも、だからこそ無難なものを選んだほうが絶対に良いです。ここで無意味にオリジナリティを出そうとしたり、中途半端に安価な製品を買ったりすると、せっかく買ったのに使い勝手が悪すぎて飽きてしまう、というパターンに陥る可能性があります。

どのメーカーのどの製品が、とは言いませんが(覚えてないし)、これまでも、他人の所有するひどい性能の機材を使わせてもらって「最初にこれ買ってたら絶対すぐやめてたわ~・・・」と震えあがることが何度かありました。たとえばターンテーブルなら「内部のベルトやモーターの品質が低くて正常にCue出しできない」とか、CDJなら「Cueボタンを押してから再生までにタイムラグがある」とか、最低限必要な機能がもう致命的にダメなんですよね。

もちろん、安価でも素晴らしい機材はあるでしょうし、不便な機材でも根気強く使い続ければ上達することは間違いありません。僕も最初はそういう環境でひたすら練習しました。
ただ、機材に対してよほど明確なこだわりでもない限りは、専門店でスタッフにオススメしてもらうなり、クラブで良く見かけるものを買うなり、すでに実績のある製品で固めるべきだと強く思います。「みんなが使ってるもの」なら不要なストレスはないし、逆に言うと機材のせいにはできなくなります。つまりもう、練習するしかないのです。

最初に機材で失敗しても、今後ずっとDJを続けていくつもりであれば、いつか「間違いない機材」を手にする(したくなる)時が必ず来ます。それならば、はじめからそれを買ってしまうのが何よりの近道です。

「中古品」ってどうなんすかね

もちろん新品で買うのがいちばん良いのは当たり前なのですが、オーディオユニオンのようなお店で見かける中古品を買うというのも、個人的にはアリではないかと思っています。

というのも、この手の機材の中古品って、飽きたり諦めたりなど「そんなに使わ(え)なかった人」が売却するからなのか、意外と状態の良い、ほとんど新品みたいな状態のものが多いんですね。後ほど出てきますが、僕が10年以上使っていた前代のCDJも中古品でした。
もちろん「機器そのものが優れている」というのもあるとは思いますが、逆にそれだけ使い続けた者の立場からすると、そこまで使い続けたものを今さら売り払おうとは思いません。

ですので、実物を見ることができてきちんとしたスタッフのいる専門店、ネットショップでも最近ではそういうお店はあると思いますが、そういったお店で欲しい機材を探してみるというのもひとつの手ではないでしょうか。(ただし状態確認は必須)

あ、個人で出品してるオークションの中古品はこの限りではありません。僕なら避けます。

各ツールの説明

さて、のっけから脱線気味ですが、以下は各ツールについての説明です。
録音後に使用するツールについてはまた改めて説明します。

ターンテーブル、CDJ

Technics Sl-1200MK3D / Pioneer CDJ-1000MK2

Technics SL-1200MK3D (2台) [リンク]
Pioneer CDJ-1000MK2 (2台) [リンク]

わが家の再生機器はこの4台です。
通常はこのうち2台あれば大丈夫です。

言うまでもなく、これがないと始りません。そして涙が出るほどカネがかかります。
しかし、買ってしまえば滅多に壊れるものではありません。ここはひとまず、10年間使うつもりで清水の舞台から飛び降りるしかありません。まだ買っていない人は買ってしまいましょう!さあ、そうと決まったら上記リンク先から\(^▽^)/
(僕に紹介料が入ってくることをまったく感じさせないスムーズな誘導)

さて、ターンテーブルはクラブ等によく置いてあるテクニクス機です。言わずと知れた名機ですので、これ以上は特に説明しません。ですので、上記リンク先から、(略)
ちなみに、最低ひとつはレコード針の予備を用意しておいたほうが無難ですが、スクラッチの練習などでよほど酷使でもしない限り、通常たいてい1~2年は使えると思います。レコードの溝を照らすミニライトも、この10年間交換したことがありません。

CDJはおととし譲っていただいたパイオニア機です。
「もしかしてこれ・・・CDなのにスクラッチできるんじゃねえの・・・(ゴクリ)」的な気配の巨大ジョグパッドが中央にありますが、そして実際にスクラッチできますが、僕はほとんどスクラッチできないのであまり使っておりません。ボタンのほうが便利なのでボタンを押しています。そして、何やらたくさんついている他の機能も今のところあんまり使ってません。でも、使いこなせたらきっと便利です。ですので、上記リンク先から、(略)

ちなみに一昨年まで、CDJは同じくパイオニアの「CDJ-100S」という1台3~4万円で買える機種をずっと使っていました。現在は生産終了しているため中古での入手になってしまうかも知れませんが、スクラッチをするつもりがないのであればこれで充分。本当に使いやすいシンプルな機種で、安価なこともありクラブに置いてあるCDJもこれが多いです。
軽量なのでクラブやカフェなど様々な場所に持って出かけたりもしましたが、修理が必要なレベルの故障はたったの一度もありませんでした。10年ほど使用したあたりからたまに音飛びするようにはなったものの、今でも友人宅で元気に活躍しているはずです。

ということで、僕自身の慣れも当然あるとは思いますが、ターンテーブルの操作感に関しては、レコードならテクニクス、CDJならパイオニアを選択すればまず間違いないでしょう。特にCDJはやっぱパイオニアだと思う。(最近の他社製品はよくわかりませんが)

ミキサー

Pioneer DJM-909

Pioneer DJM-909 [リンク]

こちらもCDJと一緒に譲っていただいたもの。
以前使っていたDJM-300-Sに比べると、エフェクト機能なんかがついていて高機能です。

ただヘッドフォンモニタ用の機能について言えば、個人的にはDJM-300-Sのほうが断然好きでした。詳細な説明は省きますが、DJM-300-Sには「MASTER」「CH-1」「CH-2」という3つのボタンが付いていて、「右耳でマスターの音を聴きながら、左耳で次の曲をモニタする」ということがヘッドフォンをつけたまま出来るんですね。この機能に慣れると「ヘッドフォンを両耳つけたままでのミックス」が可能なので、スピーカーから大きな音を出すことのできない自宅での録音にはすごく便利だし、ボリューム調節もしやすいです。
これに対し、DJM-909はクロスフェーダーで調節するしかありません。もちろん不便というほどではないし、このタイプのモニタは多いんですが、僕はどうも馴染めないので、最近のミックス録音時は少し苦労しています。

そんなわけで、機材で一番悩むべきなのはミキサーだと思っています。
・・・と言っても最初は何を買えば良いのかわからないはずなので、これもやはり「実績のあるもの」を選ぶのが良いでしょう。エフェクト機能などが必要ないのであれば、シンプルで安価なものでも良いモノはけっこうあります。僕としては上述のモニターセレクトスイッチ、それと初心者の方にはBPM(曲のテンポ)を表示する機能、このふたつが装備されているものをオススメします。

ヘッドフォン

PICKERING PC-100 (たぶん)

PICKERING (型番不明。たぶんPC-100っていうやつ)

ヘッドフォンはもう完全に好みなので自分で探すしかありません。

PICKERINGのこれは、中~高音が強めに聴こえます。僕はどうもその音域が好きみたいで、中~高音を強めにしてしまうクセがあるため、これでモニターすることにより完成したミックスのバランスが一般的にはちょうど良くなる・・・んじゃないかと思って使っています。
このヘッドフォンを使っている人はそんなに多くないような気がしますが、僕としては今まで使ってきたものの中ではこれがいちばん気に入っておりまして、アーム部分のプラスチックとか割れちゃってるんですけどテープ補修して使ってます。その上から酔っぱらった奥さんに油性マジックで落書きとかされてますけどめげずに使ってます。

オーディオインターフェース

ONKYO USB DIGITAL AUDIO PROCESSOR SE-U55X

ONKYO USB DIGITAL AUDIO PROCESSOR SE-U55X [リンク(型名違いです)]

第1回目でご説明したとおり、アナログ信号をデジタル信号に変換してくれるインターフェースです。パソコンで録音したくて、なおかつそのパソコンにサウンドカードを挿していないような場合(ふつうは挿してないと思う)は購入する必要があります。
「なんのこっちゃよくわからない」という場合は、専門店へ行って「アナログ音源をパソコンで録音したいので変換機みたいなやつ欲しいんですけど・・・」とスタッフに聞けば大丈夫です。

スリップマット

D-STYLES Table Cloth

D-STYLES Table Cloth

ターンテーブルを買えばスリップマットもついてくるので必須ではありませんが、好みによってはこういうものも欲しくなるかもしれません。

これはD-STYLESというメーカーのもので、スクラッチをガンガンやるようなDJの方に人気のある(たぶん)スリップマットです。薄くてスベリが良くて、スクラッチをしない僕みたいな人でもすごーーく重宝します。これまでいろいろなものを使ってみましたが、個人的にはこれが最も使いやすいです。まあヘッドフォンと同様、これは完全に好みの問題です。

ちなみにお金をかけたくないのであれば、いらないLPのインナーカバー(ビニール製)をレコードの形に切り取って中心に軸穴を開け、付属のスリップマットの下に1~2枚ほど挟み込むとスベリが良くなります。(静電気で逆にスベリが悪くなることもある)

パソコン

Dell Dimension 4700C (Windows XP SP3)

Dell Dimension 4700C (Windows XP SP3)

どこーにでもある、フツーの、8年ぐらい使ってる市販のWindowsマシンです。
異常に古いとか異常に貧弱だとか、そういったパソコンでもない限りは、ほぼ何を使っても問題なく録音はできると思います。なお録音する際は、メールソフトやその他アプリケーション(特にウイルス対策ソフトとか)はなるべく停止させておいたほうが吉です。

ちなみに昔は、ONKYOのCDレコーダで録音していました。故障してしまいそのままになってますが、録音中にボタンを押すだけでトラック分けしてくれるのはすごく便利でした。
でもコンポってけっこう壊れるんですよね。そういう意味ではPCのほうがやはり安心です。

録音ソフト

ONKYO Carry On Launcher

ONKYO Carry On Launcher v2.1

上述したオーディオインターフェースに付属されてきたソフトを使っています。
通常、正規品を買えばこのようにソフトが付属されてくるはずなので、何も考えずにただそれを使えばオッケーです。気に入らない場合はフリーソフトなどを探してください。
当然ですが、購入する場合は「自分のPCで使えるかどうか」を事前にチェックしてください。

というわけで、今回はここまでです

やっぱり長々と書いてしまいましたが、次回からようやく本編突入!です!
まずはいちばん重要で大変な「収録曲を決める(考えかた・始めかた)」、です。

[ 「ミックスCDの作りかた」もくじ ]

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