Skip to content

ミックスCDの作りかた(5) 「録音する ~ 音源をチェックする」

by コダ on 2012.05.28.

「ミックスCDの作りかた」、第5回目は「録音する ~ 音源をチェックする」です。
前回の記事はこちらです。( もくじはこちら )

いよいよ録音です

さて、今までの苦労を形にするときがいよいよやってまいりました!
やったぜ!やったぜ母ちゃん!(まだやってない)

ということで、前回まで少しスピリチュアルな趣の記事が続いておりましたが、ここからはタイトルに相応しく「作りかた」的な記事に戻ります。と思います。

以下の内容について書いています

録音前に復習しましょう

うおー録音すんぞー!と意気込む前に、まずは一度カンペの内容を見直し、場合によっては実際にミックスを「復習」してみたほうが良いと思います。というか僕はそうしてます。

というのも、60分近くのミックスとなるとたいてい2~3箇所は失敗しやすいところがありますし、そもそも前回ご紹介したカンペを作るのに1カ月とか費やしていると、「カンペに書いてあるメモの意味を忘れた」なんてことがあります。これは録音中にけっこう焦ります。
ちなみに僕の場合、たいして聴いたこともない曲をいきなりミックスに入れようとしたりするので、たまにどういう曲だったか忘れてることすらあります。(告白)

準備する:録音前に確認すべきこと

そんなこんなで復習が終わったら、必要な機材やソフト等をすべて稼働させて、録音の準備を整えます。

  • 録音ソフト・ミキサーの出入力が正常であることを確認する
  • 左右のターンテーブルの出力が正常であることを確認する
  • 最大出入力レベルを確認・調節する
  • 収録するレコード/CDを準備する(順番に並べておく)
  • 飲みもの(酒など)を準備する
  • おしっこしてくる

などなど。

必ずやっておくべきことは上のふたつです。
確認方法としては、左右の再生機に、「同じレコード/CDの同じ曲」を「同じEQ値」で、順番に再生すると確実でしょう。出力OVERにならない最大音量で流してみて、レベルメーターの振り幅が同じ(正常)であることを確認します。またこれを行うことで、同時に上から3つめの「最大出入力レベルを確認・調節する」も行うことができます。

ミキサーのレベルメーター 録音ソフトのレベルメーター

なぜこの確認が重要かというと、環境まわりの「失敗」は、どんなにうまくミックス出来たとしても、もう一度録り直すしか他に方法がないからです。

例えば「片側のターンテーブルの出力が明らかに小さい・おかしい」というケースがあります。この場合、レコード針やケーブルなどに問題があるかもしれません。
また、「ミキサーのレベルメーターは正常なのに、録音ソフト上で見るとLEFTがほとんど出ていない」みたいなケースもたまにあります。これはおそらく、機材を稼働させる順番などの影響でオーディオインターフェースがきちんと認識していない・・・というような原因だと思いますので、PCや機材の電源をOFF/ONしたり、オーディオインターフェースのUSBケーブルを抜き差ししてみる(※自己責任でお願いします)、などを試してみてください。

こういった部分は録音が始まるとなかなか気付かないので、とにかく最初にきちんと確認することをお勧めします。せっかくのミックスが無駄になります。

さあ録音だ

さて準備も万端、いよいよ録音です!
おのずとテンションも上がります!
テンション上がりすぎて「うおー録音すんぞー!」などと他人にとっては超どうでもいい情報をTwitterに投稿したりすることもあります!(それは僕です)

録音ソフトのRECを有効化して、ミックスを開始しましょう。
ちなみにわが家の録音ソフトには「シンクロボタン」なるものがあって、これを有効にしておくと、音楽が再生されると同時に録音を開始してくれます。地味に便利な機能です。

録音ソフトのSYNCHROボタン

さて、録音中に注意すべきことはほとんどありませんが、ひとつ言うならば「録音ソフトのレベルメーターは常に確認したほうがいい」という点です。
ミキサー上で確認するだけでも問題はないのですが、録音ソフト上で見てみると意外と入力レベルが低かったりすることがあります。とは言え、出力レベルは曲によっても違うので、そんなもんは自分の耳加減(?)でバランスを取る!と言うのならそれでもいいと思います。
ただし、耳が慣れてきてしまい音量を上げすぎる、ということもあります。くれぐれもレベルがOVERするようなことのないよう注意してください。

途中で失敗!そんな時は

誰しも失敗はあります。これはもう仕方がありません。

例えば「うわ~最後の曲のツナギだけ完全に失敗した~!」というケースがあります。
これは思いっきり心が折れます。もう一度最初からやるなんて正直イヤです、もう生きていけません、とりあえずターンテーブル捨てます、そんな気持ちになります。

しかしこういう場合、多少面倒ではありますが、ひとつ方法があります。
後日Tipsという形でご紹介しますが、「編集で逃げる」という手があるのです。

・・・って、これ言っちゃうと、ぶっちゃけ録音中は何度失敗しても大丈夫ということになるんですが、集中力が切れた状態で何度も最初から録り直すぐらいなら、失敗した箇所からさっさと進めて、あとで編集したほうが良いミックスになると個人的には思います。
もちろんやる気も大事ですし、一発録音に越したことはありませんが、どうしてもうまくいかない場合はある程度のところで割り切ることも大事です。あとでたくさん聴きたい(聴いてほしい)なら、ミックスはスムーズなほうがいいに決まってます。

さて、「編集で何とかしてしまおう」と決意した場合は、録音は停止せず、そのまま前の曲の後半部分に針を戻して、失敗したミックスのところからもう一度再開しましょう
うまくいったら、そのまま何事もなかったかのように先へ進めてください。

以下は、とあるミックスの編集前のMASTERです。これを紹介すると編集したのがバレるんですが、例としてご紹介(白状)します。こんな感じでやります。

Audio clip: Adobe Flash Player (version 9 or above) is required to play this audio clip. Download the latest version here. You also need to have JavaScript enabled in your browser.

これは前の曲にエフェクトをかけながら次の曲をCueする、というやつです。エフェクター使うのがこのとき初めてだったこともあり、タイミングが難しくて失敗してしまいました。
でもさすが僕、2回目にはバッチリ☆キマってますよね!(ほんとは4回やり直した)

なおこの時、前の曲のEQやTRIMは失敗する前と同じバランス(レベル)に戻してから再開するようにしてください。そうしないと、編集でつなぎ合わせた箇所で音のバランスが変わってしまいます。編集したのもバレるかもしれません。これはダサいです。そしてモテません。

ちなみに、「DJたるもの一発録りだ~!」という気概(と時間)があるならば、もちろんうまくいくまでやればいいと思います。失敗してないほうが後々の作業は楽になりますし、僕も以前は失敗しても頑なに一発録りオンリーでやってました。

録音後の音源チェック

やりました!録音完了です!
もう涙で前が見えません!
鼻水をすすりながら「うおー録音おわったー!」などと他人にとっては超どうでもいい情報をTwitterに投稿したりすることもあります!(それは僕です)

しかし落ち着いてください。大事なのはこれからです。
まずは録音したデータを確実にwavファイル形式で保存し、PC環境に余裕があるならファイルのバックアップ(コピー)も取っておきましょう。これが紛れもないMASTER音源になります。

そしてこの時点で一度、録音した音源を通して聴いてみましょう。
説明するほどのことではないかもしれませんが、ここでは以下について確認します。

  • 正常に再生されるか
  • 音飛び(針飛び)、音割れ、音が小さすぎる・・・などの問題はないか
  • ミックスの出来が満足できるものであるか

基本的にはすべて「自分が許せるかどうか」が最終的な判断基準なので、録音終了の時点でよほど自信があり、録り直す気が全くないなら、ここでの音源チェックは不要です。
しかし、このあと、トラック分割をしたり編集したり・・・というけっこう面倒な作業をすることになりますので、それらが済んだあとに音源チェックして「やっぱり録り直そっかな・・・」となると、編集にかけた時間がすべて無駄に終わります。それが嫌なら今のうちに試聴しましょう。

僕の場合は、ここでいったんMASTER音源をそのままwavからmp3に変換してiPhoneに取り込み、近所を散歩でもしながらイヤフォンで聴いて、これで問題ないということを確認してからトラック分割をすることにしています。

今回はここまでです

ようやく録音まで終了しました。
今回保存したwav音源をCDに焼けばミックスCDはとりあえず完成するのですが、この状態では「約1時間の1曲入りCD」という状態なので、各曲の頭出しが出来ず不便です。
さらにCDジャケットもありませんので、どうにも味気ない感じです。

ということで次回からは、トラック分割やジャケット制作についてご紹介します。
まずは音源を完成させるべく、「トラックを分割する」を公開予定です。

※予定を変更して、次回は「CD化までの作業について」としました。(2012/06/06 追記)

[ 「ミックスCDの作りかた」もくじ ]

関連記事


Comment: 0

コメント投稿

ご注意: 「Name」「Email」は必須項目です (メールアドレスは公開されません)

コメントのRSS