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DJミックス録音の失敗をPCで修正する方法 (ズルをする方法)

by コダ on 2012.07.08.

DJミックスに失敗した場合の対処方法

「ミックスCDの作りかた」第5回目で少し触れた、「裏技(というかズル)」のやりかた。

生録音でDJミックスCDを作る際、ツナギに失敗したり、誤ってターンテーブルに触れて針を飛ばしてしまったり・・・というミスをすることがあります。
こんなとき、イチから録り直すのは大変です。ミスった箇所が60分ミックスの後半なんてことであればなおさらです。そしてまた同じところで失敗する可能性もあります。

そんなのやだ!
なんかうまいことゴニョゴニョやりたい!

・・・というわけで今回は、DJミックスに失敗してしまったミックス音源を、パソコンの波形編集ソフトを用いてなんかうまいことゴニョゴニョやる方法をご紹介します。

必要なもの

以下のものを準備してください。

  • 波形編集ソフト (今回は「Sound Forge」というソフトを使います)
  • 失敗を含むミックス音源 (詳細は後述)

ミックスの録音に失敗したとき、まずやること

録音中にミックスを失敗したら、録音は停止せず、そのまま前の曲の後半部分に針(CDの場合は再生ポイント)を戻して、失敗したミックスのところからもう一度再開してください。
ここで言う「前の曲」とは、例えば10曲目と11曲目のミックスに失敗した場合の「10曲目」のことを指しています。

その際にやるべきこと・やっておいたほうがいいこと、は以下のとおりです。

  • 前の曲のEQやTRIMは「失敗する前と同じレベル」に戻してから再開する
    →編集でくっつけたときに音がおかしくなるのを防ぐためです。
  • 再開する前に数秒の「無音」を入れておく
    →波形データで見たときに失敗箇所を見つけやすくするためです。

何度でも、何箇所でも失敗してかまいませんが、どこで失敗したかわからなくなることのないよう、失敗した箇所はメモっておいてください。

波形編集ソフトでの修正手順

簡単に解説すると、「失敗した箇所を取り除いて、失敗していない部分を切り貼りする」ということをします。
今回は「Sound Forge」という波形編集ソフトを使いますが、これ以外のフリーソフトなどを使ったとしてもだいたい同じような作業になると思います。

それでは以下、手順です。
ここでは「失敗した箇所を取り除き、ひとつのファイルにする」方法を紹介します。
(※画像をクリックすると拡大できます)

 

図1: バックアップを取る

まずは、失敗した時のために音源ファイルのバックアップコピーを取っておきます。

図2: ファイルを開いて修正箇所を確認する

音源ファイルを開き、修正箇所を探します。
表示倍率を変更して、波形全体を確認してください。

図3: 失敗箇所を探す

無音部分があるので、このへんが失敗したところだなーというのがわかります。

図4: 分割する部分を決める(失敗前)

「失敗する前」側の、分割する部分を決めます。
再生して曲を確認しながら、だいたいどこで切るかを考えてください。
切る場所の目安としては、下記のような箇所になります。

  • 「波形の目視」と「聴きながらの確認」で判別しやすい箇所
    →例えば「3拍目のキックが入る部分」とか「ボーカルが入る手前」とか。
  • 「波形が比較的安定している(振り幅が少ない)箇所」
    →編集箇所でノイズ(プチ音)が入ることを防ぐためです。

図5: 分割するだいたいの位置を確認する

だいたいの場所を決めたら、その場所をクリックして徐々に波形を拡大表示させます。
目安として、この場合で言うと「波形倍率が1:16表示になっているときのこのへん」というのをよーく覚えておいてください。画面キャプチャを保存しておくことをお勧めします。

図6: 分割箇所を決定する

波形倍率を最大表示させて、LEFT/RIGHTともに0dbになっているところを探します。
このへんは、「ミックスCDの作りかた」第7回目の「トラック分割の手順(とコツ)」で説明していますので、よくわからない場合はそちらもご確認ください。
0dbの箇所を見つけたらクリックして選択します。(縦ライン点滅します)

図7: 失敗前の部分を全て選択

波形倍率を最小表示に戻し、選択した分割ラインより前の部分(左側)をすべて選択します。
「Ctrl」+「Shift」を押しながら「←」キーで選択できます。

図8: 選択した部分を切り取る

選択した部分を切り取ります。

図9: 新規ファイルを開く

新規ファイルを開きます。

図10: 貼り付け

先ほど切り取った「失敗する前」側のデータを貼り付けします。

図11: 分割箇所を探す(失敗後)

元の音源ファイルに戻り、今度は「失敗した後」側で先ほど分割した箇所と同じ部分を探す作業をします。

図12: 分割箇所にポイントを合わせる

だいたいの場所を見つけたら徐々に波形を拡大表示させ、先ほど分割した箇所と同じ波形になっている箇所にポイントを合わせていきます。
(先ほどの段階で画面キャプチャを取っておくとこのとき便利)

図13: 分割箇所を決定する

波形倍率を最大表示させて、LEFT/RIGHTともに0dbになっているところを探します。
完全デジタル録音でもない限り波形が必ずしも同じとは限らないため、「完全に同じ箇所を見つける」というのはほぼ不可能ですが、だいたい同じところを選択できていれば、切り貼りしても違和感はないので大丈夫です。
0dbの箇所を見つけたらクリックして選択します。(縦ライン点滅します)

図14: 失敗後の部分を全て選択

波形倍率を最小表示に戻し、選択した分割ラインより後の部分(右側)をすべて選択します。
「Ctrl」+「Shift」を押しながら「→」キーで選択できます。

図15: 選択した部分を切り取る

選択した部分を切り取ります。

図16: 貼り付けたデータの最後尾を選択

先ほど貼り付けた「失敗する前」側のデータの、最後尾を選択します。
波形を最大表示させて、きちんと最後尾が縦ライン点滅していることを確認してください。

図17: 失敗後のデータを貼り付け

先ほど切り取った「失敗した後」側のデータを貼り付けします。

図18: できた~!めんどくせ~!

これで、「失敗した部分を取り除いた音源ファイル」となりました!
「接合部分」を探し出して再生してみてください。おそらく違和感なく聴けると思います。

図19: 編集したファイルを保存する

問題ないようであれば、編集したファイルを保存します。

図20: 元ファイルは保存せずに閉じる

切り取られて「失敗部分だけ」となったファイルは保存せずに閉じましょう。

 

作業はここまでです。

なお、編集の際に何かしらミスをしていて「もう一度編集しなおしたい」というようなことも考えられるので、編集する前のオリジナル音源は捨てずに保管しておくことをお勧めします。

こんな感じになります

失敗した部分を編集してなんかうまいことゴニョゴニョやった例です。

 

Audio clip: Adobe Flash Player (version 9 or above) is required to play this audio clip. Download the latest version here. You also need to have JavaScript enabled in your browser.

こちらはオリジナルの音源。
ほんーのちょっと、コンマ数秒程度ですが、次の曲を入れるタイミングが遅れてモタッとした感じになってしまったのでやり直しました。まあこれでもいいっちゃあいいんですが、ミックスしてる僕が気持ち悪いので仕方ないのです。
で、編集後の音源は少し早めに次の曲をCueしたのでスムースに聴けています。

 

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そしてこちらが編集した音源。
編集箇所は16秒あたりの「オー・ンシン・ダンシン」の「」のところです。
つまり、オリジナル音源の16秒~38秒あたりのところを取り除いてくっつけたのが編集音源、というわけです。失敗が完全に闇に葬られています!誰にもバレてません!

 

そんなわけで、皆さんも是非やってみてくださいね。
ありがとう!ありがとう編集ソフト~!!

※何度も切り貼りしまくるとおそらく音質が劣化しますのでご注意を。

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